車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社

耐衝撃性 車止め
ハイパーボラード®シリーズ

防護柵の設置基準・同解説
ボラードの設置便覧 H型ボラード(HC種・HB種)
ハイパーボラード・HYP-01Aで実車衝突試験を実施し、
HC・HB共に車両のすり抜けが無いことを確認しました
ハイパーボラード®とは
抑止から阻止へ―。耐衝撃性車止め開発の経緯

昨今、交差点歩道部などへの車両乗り上げ事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる車両暴走事故が、あとを絶ちません。日本国内で設置されているボラード(車止めポール)の大半は、実車衝突試験がおこなわれておらず、車両侵入の「阻止」ではなく、視覚的効果による「抑止」という製品がほとんどです。

抑止から阻止へ―。
帝金では「人命を守る」というスローガンを掲げ、実車衝突試験を繰り返しおこないました。試験当初は、基礎の転倒や支柱の破損など期待通りの結果が出ませんでしたが、ここにきてようやく一定の強度が確認された製品の開発に成功しました。

ポジショニング
実車衝突試験実施済  
テロ対策特殊ボラード
  • ○ 大型~中型トラック侵入阻止
  • ○ 普通乗用車侵入阻止
  • × 乗員の安全性への配慮
  • × 簡易施工
ハイパーボラードシリーズ(H型)
  • × 大型~中型トラック侵入阻止
  • ○ 普通乗用車侵入阻止
    (弊社試験による)
  • ○ 乗員の安全性への配慮
    (弊社試験による)
  • ○ 簡易施工
ボラード(N型)
  • × 大型~小型トラック侵入阻止
  • △ 普通乗用車侵入阻止 (抑止効果)
  • △ 乗員の安全性への配慮
  • △ 簡易施工

H型…交差点開口部の区別とともに車両の衝突に対して抵抗する車両進入防止を目的とした耐衝撃性のボラード

N型…車両の衝突に対して抵抗せずに交差点開口部の区別を視覚的に強調する車両進入抑止を目的としたボラード

特長
「HYP-01A 固定式 スタンダード(土中式杭基礎)タイプ」1.ゴム製キャップ 1.超高輝度白色反射テープ50ミリ幅 2.ハイパーユニット 3.スリーブパイル 「HYP83A-10 固定式 横型(土中式杭基礎)タイプ」 1.ハイパーユニット 2.スリーブパイル
ゴム製キャップ・
超高輝度反射テープ

〈ゴム製キャップ〉
頭部をゴム製にすることで、夏場に触れても熱くないように配慮しています。
〈超高輝度反射テープ〉
ヘッドライト等を受けて明るく輝き、また広角性や夜間の安全確保等にも優れています。

ハイパーユニット支柱サイズによってパイプの数・サイズが異なります

それぞれのパイプが
衝突エネルギーを吸収する!!

〈スクラムパイプ構造〉
車両衝突時には、内部のスクラムパイプが連続的につぶれるように変形し、衝突エネルギーを吸収して衝撃を受け止めると同時に、車両へのエネルギー伝達をも低減し、乗員への衝撃も柔らげます。

スリーブパイル(土中式杭基礎)
打込機を用いて少しずつ打設→スリーブパイルの設置完了→ハイパーユニットを挿入 ・簡易施工 ・根巻コンクリート不要、養生期間不要 ・縁石と点字ブロック間の狭小スペースに施工可能 ・打込むことにより、周辺の大掛かりな転圧不要 ・凍結深度が深い場所でも有効。 スリーブパイル先端部…先端部の特殊加工が地盤を外側に押し出す為グリップ力が強化
※ストライカーを用いたガードレール支柱を建て込む施工方法も推奨しています。
設置方法「防護柵の設置基準・同解説 ボラードの設置便覧」より抜粋
視覚障害者の動線を考慮したボラードの設置例
視覚障害者の動線と視覚障害者誘導用ブロック 視覚障害者の動線考慮したボラードの設置例
埋込形式の選定「防護柵の設置基準・同解説 ボラードの設置便覧」より抜粋

H型ボラードの埋込式は原則として土中式を選定するとよい。
既設の地下埋設物の状況などからコンクリート基礎式(独立基礎や連続基礎がある)の選定を妨げるものではないものの、H型ボラードの機能は土中式の方が発揮しやすいと考えられる。その理由として、車両衝突によりH型ボラードが折れ曲がる位置は、土中式の場合は地中で、コンクリート基礎式の場合は基礎上面で折り曲がることが多いため、地中で折れ曲がる土中式の方が車両衝突時の荷重に対して粘り強く抵抗すると考えられる。また、交差点開口部に縁石などがある場合の施工において、土中式の方が車道側に寄せて設置することができるため、歩道側の空間を広く確保できる点からも有利となる。

土中式…支柱折れ点(地中)は進入量小 コンクリート基礎式…支柱折れ点(基礎上面)は進入量大

土中式は、支柱折れ点が地中で発生することにより土・舗装と一体となって抵抗し、支柱折れ角と車両の歩道側への進入量がコンクリート基礎式に比較して小さい。埋込形式は、土中式とした方が車両の歩道側への進入量を低減できる。

設置例
(スリーブパイルとコンクリート独立基礎の組合せ)コンクリート独立基礎周辺は水締め及び
ローラー・ランマー等で十分に転圧をしてください。

スリーブパイル仕様(土中式杭基礎)はコンクリート独立基礎に比べて車両衝突時に粘り強く抵抗する為、障害物がない場所ではスリーブパイル仕様(土中式杭基礎)を推奨しています。

支柱 スリーブパイル 障害物(埋設置等) コンクリート独立基礎
スタンダード(土中式杭基礎)タイプ
「HYP-01A (スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ101.6×t3.2(白色反射テープ付) 材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.0kg、スリーブパイルのみ約9.6㎏/「HYP-01PK (南京錠付・スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ101.6×t3.2(白色反射テープ付) 材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.5kg、スリーブパイルのみ約9.6㎏/車両重量:1.16t 時速:40km 衝突角度:90度 衝撃度:71.5kJ N値6.6(砂質土)
コンクリート独立基礎タイプ
「HYP-02A」サイズ:支柱カバーφ101.6×t3.2(白色反射テープ付) 材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.0kg ※コンクリート基礎別途/「HYP-02PK (ケース・カギ・南京錠付)」サイズ:支柱カバーφ101.6×t3.2(白色反射テープ付)材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.5kg、ケース約4.3kg ※コンクリート基礎別途/実車衝突試験 車両重量:1.16t 時速:40km 衝突角度:90度 衝撃度:71.5kJ N値10.6(粘性土)※周辺水締め及び転圧
ゴム製カバー(土中式杭基礎)タイプ
「HYP-03A (スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ120(白色反射テープ付) 材質:ゴム製(支柱カバー) 仕上:ダークブラウン塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約28.5kg、スリーブパイルのみ約9.6㎏、「HYP-03PK (南京錠付・スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ120(白色反射テープ付) 材質:ゴム製(支柱カバー) 仕上:ダークブラウン塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約29kg、スリーブパイルのみ約9.6㎏/実車衝突試験 車両重量:1.16t 時速:40km 衝突角度:90度 衝撃度:71.5kJ N値6.6(砂質土)
横型(土中式杭基礎)タイプ※コンクリート独立基礎タイプもございますので、詳しくは弊社係員までお問い合わせください。
「HYP83A-10(スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ76.3×t3.2 材質:スチール製 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約28.0kg、スリーブパイルのみ約7.7㎏(1本)、「HYP83PK-10(南京錠付・スリーブパイル込)」 サイズ:支柱カバーφ76.3×t3.2 材質:スチール製 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約28.5kg、スリーブパイルのみ約7.7㎏(1本)、「HYPS83A-10(スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ76.3×t3.0 材質:ステンレス製 仕上:ヘアライン 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.0kg、スリーブパイルのみ約7.7㎏(1本)、「HYPS83PK-10(南京錠付・スリーブパイル込)」サイズ:支柱カバーφ76.3×t3.0 材質:ステンレス製 仕上:ヘアライン 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約27.5kg、スリーブパイルのみ約7.7㎏(1本)、実車衝突試験 車両重量:1.16t 時速:43km 衝突角度:90度 衝撃度:82.1kJ N値8.8(粘性土)
超耐衝撃性タイプ
「HYP-06A」サイズ:支柱カバーφ139.8×t4.5(白色反射テープ付) 材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約61.0kg ※鉄筋コンクリート基礎別途、「HYP-06PK (ケース・カギ・南京錠付)」サイズ:支柱カバーφ139.8×t4.5(白色反射テープ付) 材質:スチール製(頭部:ゴム製) 仕上:亜鉛メッキ後塗装仕上 重量:支柱(ハイパーユニット含む)約61.5kg、ケース約13.6kg ※鉄筋コンクリート基礎別途、実車衝突試験 車両重量:2.15t 時速:45km 衝突角度:90度 衝撃度:167kJ N値7.0(粘性土)、車両重量 2.15t 45㎞/h = 車両重量 1.2t 60㎞/h 車両重量1.2tで60km/hで衝突した時と同じ衝撃度167kJとなります
施工事例
さいたま市緑区

茨城県東海村

茨城県日立市 はなやま認定こども園

佐賀県佐賀市

横浜市港南区

秋田県横手市 横手南小学校前

某信用金庫

茨城県結城市庁舎(特注)

新長崎駅西口広場(特注)

札幌国際大学付属認定こども園

大垣市庁舎駐車場

某商業施設

某商業施設

施工方法
●スタンダード(土中式杭基礎)タイプ

地面を掘削して基礎ブロックを設置する必要がありません(養生期間が不要な為、大幅な工期短縮が可能です) ※下記の施工方法は一例です。ストライカーを用いたガードレール支柱を建て込む施工方法も推奨しています。

施工方法1

地面(G.L)から300ミリほど土砂を取り除き杭打機でスリーブパイルを地中へ垂直に打ち込んで下さい(※この時点で支柱の立ちが決まります)

施工方法2

地面(G.L)から400ミリ下まで砕石を入れて下さい(※スリーブパイル先端は特殊加工を施しているので土砂を取り除く作業は不要です)

施工方法3

スリーブパイルにハイパーユニットを差し込み、支柱カバーをセットして下さい
(※ハイパーユニットのみの別売不可)

施工方法4

支柱カバーとスリーブパイルの隙間にモルタルを流し込んで完成です(※固定式の場合)

施工説明書は別途ご用意しておりますので、
弊社係員までお問い合わせ下さい。

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