札幌市
創成川公園
札幌市中央区南5条～北3条
2011年
創成川は札幌市における歴史的な遺産であるとともに、シンボル的な南北都市軸を形成しています。片側4車線あった車道を2車線アンダーパス化することにより、幅30m総延長1.1kmの新たな親水空間が創出されました。
潤いと憩いの場としての川沿いには平鋼と丸鋼を組み合わせた転落防止柵が見透しのよい景観づくりの一端を担っています。
通路と芝生の境界には平鋼で製作した背の低いチェーン柵が視覚的なアクセントとしてご採用いただきました。
公園には彫刻やモニュメントが幾つも設置されていて、道行く人の目を楽しませてくれます。
創成川公園と大通公園との交点である「まんなか広場」には、平鋼の組み合わせによる転落防止柵が設置されています。帝金では、デザイン提案から設計条件を基にした強度検討・部材メンバーの選定まで一括して行ないます。
東側の歩車道沿いにはチェーン柵をご採用いただきました。「札幌景観色」というガイドラインがあり、その中から「墨烏（すみからす）」というダークグレー色が柵にもチェーン柵にも統一色として使われています。
創成川公園と大通公園が交わる、まんなか広場には白い円形の作品(スノーリング)が設置されています。
札幌の東西南北を結ぶ座標軸の原点０を示すシンボルであり、その上を歩いたり、たたずんだりして自由に楽しめることが出来ます。
煉瓦のモニュメントも所々にあり、雪のある景色にロマンチックさを付け加えています。
冬にはその名の通り「スノーリング」となっていますね。
