2017年12月7日、東京駅丸の内中央広場がグランドオープンしました。

広場には約1200平方メートルの芝生広場が整備され、テイキンでは芝生内への立ち入りを抑止する芝生保護柵をご採用いただきました。

芝生柵の支柱・ロープ共、出来るだけ目立たないサイズ・色調が選定されていますが、チープにならないような工夫がなされています。

支柱は六角鋼でリン酸亜鉛処理を施し、ロープは耐候性に優れた伸縮の少ない材料を選定しました。支柱はイベントなどがあった場合を想定して脱着できるようにしています。

北側のロータリーにはテイキンの代名詞である上下式のバリカーをご採用いただきました。

クサリ内蔵型のスプリング付です。材質はステンレスで、重厚感のあるヘアライン仕上げが採用されました。

大勢の人が集うため、広場の管理者様から注意喚起を促す移動式サインをご用命いただきました。

デザイン・重さ・耐久性、さまざまな視点から考察し、数点の候補の中からご好評いただいているDMシリーズが選ばれました。

年に十数回、信任状捧呈式が行われています。新任の外国の大使が信任状を天皇陛下に捧呈する儀式です。外務大臣または他の国務大臣が侍立することとされています。大使一行の皇居への送迎に際しては，大使の希望により，皇室用の自動車か馬車が提供されています。

ロープのたわみには気を使いました。初めは少し張り気味にしましたが、よれが戻ることにより綺麗なたわみとなりました。

自然石の上を小気味良い蹄の音が通り過ぎて行きます。

東京駅から皇居まで馬車列が走行する間、見物客の規制として照明柱と照明柱の間に進入抑止ロープが張られます。

テイキンでは伸縮自在で且つ緩まない細工を施した特注のロープを製作納入しました。使い勝手が良いとご好評いただいています。

夜はとても素敵な場所となります。明る過ぎることなく、幻想的な空間が広がります。

夜遅くなるとベンチの周りには居眠り抑止のポールとロープが張られます。

ステンレス製のヘアライン 仕上げが採用されました。

北側の交通広場はタクシー乗り場やバスの停留所があります。

オープン当初は仮設のサインが点在していたのですが、広場の管理者様から「意匠性のある駐車禁止サインを設置したい」とのご相談を受け製作しました。支柱下部に取り外し可能なウエイトを設け、少々の風では転倒しないように工夫されています。

中央広場では夏季の9時から17時まで深さ5ミリの水が張られます。

「打ち水システム」といわれるもので、暑さを和らげるためです。テイキンでは「打ち水システム」の内容を説明するステンレス製サインを製作納入しました。ステンレスは見た目が涼しげでとてもマッチしています。

子供たちは水遊びに夢中です。

日本語版と英語版があり、思いのほか皆さんよく読んでくださっています。

首都東京の玄関であり、日本が誇る本格的な駅前広場です。