車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社
奈良三条通り


奈良三条通り

奈良市油阪地方町

2013年

古都奈良は時間がゆっくりと流れます。「三条通り」の拡幅が都市計画決定されたのは古く、昭和初めの1933年です。計画が具体的に動き出したのは、決定から60年あまり後の1996年です。そして2009年にやっと着工されました。このたび一部区間がオープンし、テイキンの移動式ボラードが歩行者の安全確保に一役担うこととなりました。

奈良三条通りは、平城京・三条大路の面影を今に伝える都大路です。 東の春日の山から、西の生駒・暗峠まで、"太陽の通る道"とも言い伝えられています。そんな"通り道"の利点を生かしたテイキンのボラード、昼間に太陽光を充電し、日没後自動的に発光する仕組みになっています。

ご採用いただいたボラードの重量は、約140kg。三条通りはショッピングモールという一面も持ち合わせており、搬入車両の駐車スペースを確保するために、ボラード(車止め)を移動する工夫がなされています。特殊な工具で支柱に内蔵された部材を稼働させてボラードを動かす仕組みになっています。

昼間に太陽光を充電したボラードは、日没後、行燈風に光を放ちます。点灯部分には高強度FRPを採用し、万が一のいたずらにも配慮し、光源には高輝度チップ型LEDの電球色を採用して、古都奈良の景観にも配慮しています。

今から約1300年前の平城京の時代は、幅員約24mの「三条大路」として整備されました。以降今日までの間、幅員は狭くなったものの、そのままの位置で長い間継続して存在し、いつの時代の人にも愛され、守られ、生き続けてきた唯一の由緒ある道です。またの名を"太陽の通る道"と言い伝えられてきました。そんな由緒ある道に設置されたテイキンのボラード、昼間に太陽光を充電し、日没後自動的に発光する仕組みになっています。"太陽の通り道"という利点を、現代の技術で最大限に生かしました。

固定式のボラードも特注で製作納品しました。

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