車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社
長崎駅再開発


長崎駅再開発

長崎市尾上町

2022年

2022年9月23日、待ちに待った新幹線が長崎にやってきました!長崎駅の周辺は2025年に向け、新しいビルの建設やバス停・路面電車の電停、駅前広場の工事、そして道路の整備が続いています。これは「100年に1度」と言われる大きな変化で、どんどん変わっていく様子を見ているだけでも楽しいです。

ホームは海や山の景観を意識した開放的なデザインになっていて、ホームの先端からは、開港450年の歴史がある長崎港が目の前に広がり、女神大橋の美しい姿も一望できます。列車を降りたらすぐに長崎の海を存分に感じることができる駅となっています。

そんな新しい長崎駅前広場に耐衝撃性車止めハイパーボラード(特注品)をご採用いただきました。一見すると普通のボラードに見えますが、耐衝撃性能(普通乗用車1.16t時速40㎞)というポテンシャルを有しています。ここでは機能的・安全性に優れた土中式杭基礎タイプを中心に、一部埋設物がある場所のみコンクリート独立基礎タイプで施工されました。

また、海に近い駅ということで、優れた耐食性を誇るZAMを素材にした鋼管にフッソ樹脂塗装を施しています。高耐食性の鋼管を使用することにより、腐食しづらい為、見栄えだけでなく長く耐衝撃性能を保持することが出来ます。塗装色は紫がかった青色で「青褐(あおかち)」に近く、正倉院文書にも見られる古くから日本にある色です(日塗工75-30D近似色)。陽の当たり具合によって色調が変化します。

ハイパーボラードのチェーン柵も設置されました。

土中式の脱着タイプです。

駅東口では再開発の工事が進行中で、既存の歩道橋にエレベーターを設置して路面電車の停留場のバリアフリー化を実施するなど、既存施設との調整が行われています。交通量が多いため、ここでもハイパーボラードが設置されました。

コンコース中央は柱で空間を分断しないよう配慮され、西口駅前広場と、2025年に完成予定の東口駅前交通広場・多目的広場をコンコースで連続的に繋がれています。

2025年に完成予定の駅東側の広場は今のかもめ広場の3倍の大きさで、人々が集まる賑わいの空間になるとのこと。フルオープンが待ち遠しいですね。

西九州新幹線とは、2022年9月23日に開業した武雄温泉・長崎間の路線名称です。武雄温泉・長崎間は線路延長約66kmで、武雄温泉駅で博多・武雄温泉間を運行する在来線特急列車と同じホームで乗換を行う「対面乗換方式」により運行されています。(路線地図は長崎県ホームページより引用)

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